#60203
匿名さん
ゲスト

元、マンション管理会社で会計を担当していた者です。
修繕積立金は増額しないとやっていけないことは明らかです。単純にここ数年だけでも消費税が上がっています。修繕積立金は非課税ですが大規模修繕工事自体は消費税がかかるため、それだけでも影響を受けます。工事にかかる電気代・水道代・警備費・人件費も消費税や物価スライドと共に上がっています。
近年のマンションは売りやすくするため、最初は修繕積立金を低く設定し、年月と共に右肩上がりで上げていく計算で竣工時に計画されています。その方が修繕積立金の増額までの間に、に景気の影響をもちろん受けやすいです。分譲マンション購入者は、それを前提・了承済みでマンションを購入していることになっています。買う時に良く確認した方がいいです。
しかし、修繕積立金よりも管理費の赤字物件の方がはるかに多いです。管理費・修繕積立金の増額は家計のコスト増大になり、みなさん嫌だと思います。そんな意見もあり増額できないのだと思いますが、それは将来、住民である管理組合にツケが回ってきます。マンションは、住民ひとりひとりで構成される管理組合が運営しているのであり、管理会社はあくまでも管理している立場です。残念ですが、各自が危機意識を持って総会で突っ込まないと後で痛い目を見るのは放置していた各住人です。住人は管理会社にとってはお客様でも、管理組合にとってはお客様ではありません。自分自身です。
とりあえずは年1回でも総会に出て、管理組合の財政状況を把握することをオススメします。