2025年マンション管理会社総合ランキングの傾向と注目ポイント
2025年の総合ランキングでは、長谷工コミュニティが前回19位から大きく順位を上げ、初の首位を獲得しました。大和ライフネクストも前回20位から2位へと躍進し、野村不動産パートナーズは3位を維持しています。
上位進出では、穴吹ハウジングサービス(前回14位→4位)、三井不動産レジデンシャルサービス(20位→6位)、グローバルコミュニティ(24位→17位)、三井不動産レジデンシャルサービス関西(28位→18位)、双日ライフワン(28位→19位)などが存在感を示しました。
一方で、東急コミュニティーは前回1位から11位に、住友不動産建物サービスは3位から8位に後退。大京アステージ(5位→13位)、穴吹コミュニティ(8位→14位)、伊藤忠アーバンコミュニティ(11位→15位)、近鉄住宅管理(17位→20位)も順位を下げています。三菱地所コミュニティ(9位→10位)や日本総合住生活(7位→9位)は小幅な下落にとどまり、合人社計画研究所(5位)や東京建物アメニティサポート(12位)は順位を維持しました。
なお今回から「口コミ評価」が集計項目に加わったことで、利用者満足度の高い企業は順位を伸ばす一方、評価が伸び悩んだ企業は順位を下げる結果となっています。上位企業に共通するのは、管理実績と業績の両立に加え、資格者体制と高い口コミ評価。マンション管理会社を選定する際は、価格だけでなく、運営力(対応品質・体制)、財務基盤、利用者評価を総合的に判断することが重要です。
口コミ評価ランキングとは
「全体満足度」「管理員・清掃員」「フロント担当者」「修繕計画・工事」「緊急対応・サポート」「コストパフォーマンス」の6項目を集計(毎日6時に更新)。
実利用者の声を反映し、現場感に基づく比較が可能です。
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実績総合ランキングとは
「管理組合数ランキング」
「管理戸数ランキング」
「管理組合数増加率ランキング」
「管理戸数/管理組合数ランキング」
「管理組合数/管理業務主任者ランキング」の各スコア合計値から算出。
多くの組合・戸数を抱える会社はノウハウが厚く、増加率の高い会社は現在進行形で選ばれている兆候といえます。
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業績総合ランキングとは
「資本金ランキング」
「売上高ランキング」
「経常利益ランキング」
「経常利益率ランキング」
「自己資本比率ランキング」の合計スコアから算出。
経常利益率が高い会社は効率経営の可能性が高く、自己資本比率が高い会社は財務健全性が期待できます。売上規模は運用実績や提供力の目安にもなります。
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資格総合ランキングとは
「管理業務主任者ランキング」
「マンション管理士ランキング」
「一級建築士ランキング」
「マンション維持修繕技術者ランキング」
「従業員数ランキング」の合計スコアで評価。
資格保有者が多い会社は専門対応力が高く、従業員数が多い会社はサポート体制の充実度が期待できます。
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